ダイエットで見落としがちなミス

ダイエットにおいて、食事制限していてもなかなか体重が減らない、という悩みは少なくありません。

しかし、あっさり体重を減らしてしまう人もいます。

ダイエットがうまくいく人、いかない人では何が違うのでしょうか。

今回は、見落としがちなミスについて取り上げたいとい思います。


食事量が足りていない

ダイエットといえば食事の量を減らす、ということは誰もがイメージすると思います。

しかし、意外ながらもダイエットでは「しっかり食べる」ということが重要なんです。

太る天敵のように扱われる炭水化物も、お肉もしっかり食べないと痩せません。

・食事は野菜中心。

・糖質を制限している、なおかつお肉などもあまり食べない。

・朝食を食べない、食事を抜く。

上記の食生活に心当たりがある人は要注意です。

カロリーを抑えても、脂肪を燃やしていくための燃料がなければ脂肪は燃えませんし、活動に必要なエネルギーを得るために筋肉を分解してしまいます。

ひどい空腹感からやけ食いを起こしてしまうなど、さまざまな観点からダイエットには非効率な食生活と言えます。

「栄養をしっかり摂ること」そして「運動すること」がダイエットでは重要になります。

詳しくはこちらの記事にて解説しております。

ダイエットにおける食事の基本|PFCバランスを知ろう


間食の正しい摂り方

ダイエット中は空腹がつきものですので間食もしたくなると思います。
間食はNGというわけではなく、摂り方によっては効果的ですが、間違った間食の摂り方をしてしまうと、痩せない原因になってしまいます。

間食に適している食べ物は「タンパク質の多い食べ物」あるいは「血糖値が上がりにくい食べ物」です。
タンパク質の多いものであればプロテインやプロテインバー、サラダチキンなど。
糖質であっても玄米やナッツ類などの食べても血糖値が急激に上がらない食べ物はOKです。
野菜なども糖質脂質の少ないドレッシングであれば食べられます。

なかでもタンパク質は筋肉の分解を抑えるためにも積極的に間食として食べたほうが良いです。
タンパク質は脂肪燃焼を促したり、空腹を抑えたりもしてくれます。

糖質を摂りすぎるとなぜダメなのかというと、それらの食べ物を食べることで血糖値が上がり、それによりインスリンが分泌されることで脂肪燃焼モードから栄養吸収モードになってしまい、脂肪燃焼ができないからです

脂肪燃焼のためには食事と食事の間隔を3~4時間以上開け、血糖値が安定した状態をつくることが必要です
その間に体は脂肪燃焼モードになります。

そのために血糖値を上げない”食事と食事の間の時間”が必要なんです。

就寝時は長時間食べ物を摂取することができないので絶好の脂肪燃焼チャンスなのですが、寝る前にたくさん食べていると、血糖値が高い状態が長く続き脂肪燃焼ができません。
それに睡眠の質も落ちてしまうので、寝る直前の食事は控えるようにしましょう。

運動をしていない

食事制限のみで筋トレや運動を取り入れていないという人はダイエットが難しいことがあります。

ダイエット中は、脂肪燃焼モードになっているわけですがそのとき筋肉の分解も進んでいます。

そのままダイエットを継続すると脂肪だけでなく筋肉も分解され減少してしまいます。

筋肉が減少すると、基礎代謝が低下します。

基礎代謝が低下すると太りやすくなり、リバウンドのおそれがあるだけでなく低体温などのおそれも出てきます。

なので脂肪は燃焼しても筋肉はできる限り減らさないために、筋トレをしてタンパク質を多く含む食品をしっかりと食べ、筋肉分解を抑えます。

また筋肉がつくことによってボディラインが整い同じ体重でも見栄えがまるで違った体がつくられます。

なのでよりすっきりした印象のボディラインになります。

またこちらの記事にてダイエットにおける筋トレの必要性について詳しく解説しておりますので、ぜひご覧ください。→ダイエットには筋トレも取り入れるべき理由


水分が足りていない

これも見落としがちなポイントですが、水分が不足すると血液の循環が悪くなり、基礎代謝が下がったり、内臓がうまく機能できない原因となります。
便通も滞り便秘の原因にもなります。

一日に1.5L~2L程度が理想ですが普段あまり水を飲まない人であれば1Lでも飲めると良いです。

ビタミンが不足している

こちらは、タンパク質や炭水化物はちゃんと食べているのに痩せないという人に多いです。

野菜を全くと言っていいほど食べない。という人は要注意です。

ビタミンは脂肪燃焼に直接関わるわけではありませんが、タンパク質や炭水化物がエネルギーや栄養素として働くための潤滑油のような働きをします

なのでビタミンがないと脂肪燃焼や内臓機能がうまく働きません。

ニンジンやピーマン、ブロッコリーなどの色の濃い緑黄色野菜はビタミンが豊富でダイエットに必要なビタミンB、ビタミンCを多く含んでいます。

また健康食品コーナーなどに売っているマルチビタミン等のサプリメントを活用するのも良いでしょう。



このように無意識に見落としてしまうポイントがダイエットの決定的な妨げとなっていることもあります。

同時に様々な要素が相まって体が機能しているということもわかります。

ダイエットにかかわらず健康のためには、体の機能を妨げないための努力が必要なんですね。

ここまでの内容に心当たりがあった方はぜひ自身のダイエットに取り入れてみてください。

コメント